春の山菜として非常に人気のある「わらび」。
独特の苦味が好きだけど、「アク抜きの仕方が分からない」、「アク抜きが面倒で敬遠している」という方もいらっしゃると思います。
実は、わらびは塩だけで本格的にアク抜きできるのです!!
この記事では山菜販売サイトが、わらびの簡単なアク抜き方法やわらびのおすすめレシピ、塩以外のアク抜き手順について徹底解説します。
下処理も少なく、調理の負担がラクになるため、山菜に慣れていない方やわらびを初めて調理する方は必見です。
詳しい手順は、各見出しから紹介していきます。
わらびは塩だけでもアク抜きできる!!
塩だけでもわらびのアク抜きが可能です。
アク抜き前のわらびには化学物質を含んでおり、生のままだと苦味やえぐみがあります。
この苦味やえぐみはアク抜きすることで、ある程度取り除くことができます。
アク抜きに使う材料として重曹や灰がありますが、すぐ用意できないかもしれません。
一方で塩なら、他の調味料に比べて手に入りやすく、わらびのアク抜き方法としてもオススメです。
塩を使ったわらびのアク抜き手順と注意点、コツ
ここでは塩を使ったわらびのアク抜き手順について具体的に解説していきます。
また調理のコツや注意点も紹介します。
必要な材料は以下の通りです。
- わらび:200g
- 水:1,500cc
- 塩:大さじ3杯
調理方法:5ステップ
塩によるわらびのアク抜き手順は以下の通りです。
- わらびを水洗いして、根本の硬い部分をカット。食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に水と塩を入れ、沸騰させます。
- 沸騰したら火を止めて粗熱を取り、水洗いしたわらびを入れて20分ほど煮ます。
- 20分経ったら、わらびをザルで上げて水洗いします。
- 他の容器に移し、水に漬けて一晩おきます。
一晩経てばアク抜きが完了です。和物や煮物、天ぷらなど料理に使える状態になります。
注意点:4つ
わらびのアク抜き手順では、次の4点に注意する必要があります。
- わらびを煮過ぎない(柔らかくなりすぎる)
- 塩を入れすぎない(かえって苦味を引き起こす可能性)
- アク抜き後はわらびを水で洗い流す(塩分や苦味成分をしっかり取り除く)
- 水が濁らなくなるまで、わらびを漬けておく(わらびに苦味が残ることがある)
わらびを煮る温度は65℃、煮る時間は20分程度が適切です。
コツ:2点
わらびをアク抜きするときは、次のコツを意識すると上手くアク抜きできます。
- 煮立たせる温度は低め(アク抜き後のわらびの食感が残るようにする)
- 茹でる際、わらびを軽く束ねておく(鍋の中でわらびが踊らず、均一に熱が通る)
また煮出せたわらびをしっかり水洗いし、漬けることでわらびの食感が戻ります。
塩以外でもわらびをアク抜きできる調味料:4選
わらびのアク抜きに使う材料として、塩以外でも以下のようなものがあります。
(こちらで詳しく解説:わらびのアク抜きをしないとどうなる?影響やアク抜き方法を解説!!)
- 灰
- 重曹
- 米ぬか
- 小麦粉
アク抜きに使う材料によって、アク抜き時間やわらびの食感が異なります。
米ぬかを使ったアク抜きはわらびの風味が残り、小麦粉を使うと短い時間でアク抜きが可能です。
塩の場合は「家庭で用意するのが簡単」というメリットがあり、「手軽にアク抜きしたい」方にオススメです。
アク抜き後のわらびの保存方法:2選
わらびをアク抜きしても、すぐに調理に使わないというケースもあるでしょう。
ここでは、わらびを長期保存する方法を2つ厳選して紹介します。
冷蔵保存
わらびのアク抜き後に、数日以内で調理する予定の場合は「冷蔵保存」がオススメです。
保存方法は、保存用の容器にわらびを移し、乾燥しないように水を入れて冷蔵庫に保存する流れです。
注意点として、水が腐ってワラビが傷んでしまわないように、1日ごとに水を換えることです。
冷凍保存
2、3ヶ月以上使わずに保管したいときは「冷凍保存」すると良いでしょう。
保存の仕方は、わらびの水気を切りジッパー袋に入れて冷凍庫に保管するだけです。
あらかじめジッパー袋内に、だしや麺つゆを入れて冷凍することで、わらびに下味をつけることも可能です。
また料理する時は解凍せず、そのまま加熱調理できます。
アク抜き後のわらびを使った:おすすめレシピ3選
ここでは、アク抜き後のわらびを使ったオススメメニューを紹介します。
わらびを美味しく食べる方法について、解説しているのでぜひ参考にどうぞ。
わらびのおひたし
わらびのおひたしは、しょうゆとかつお節をかけた定番の山菜料理です。
材料:
- アク抜きしたわらび:150g
- だし汁:大さじ2
- 醤油:大さじ1
- みりん:適量
- 鰹節:1袋(4g)
調理方法:
- アク抜きしたわらびを食べやすい長さに切ります。
- だし汁、醤油、みりんを混ぜて、わらびを浸します。
- 盛り付けて、かつお節をトッピングして完成です。
シンプルな味わいで栄養価も高い料理となっています。
わらびの天ぷら
天ぷらではカリッと揚げて、わらびの風味を堪能できます。
材料:
- アク抜きしたわらび:150g
- 天ぷら粉:大さじ6
- 水:1000cc
- 油:適量
調理方法:
- 天ぷら粉を水で溶き、衣を作ります。
- アク抜きしたわらびを衣にくぐらせ、170℃の油で揚げます。
- カラッと揚がったら、塩を振って完成です。
苦味が薄れ、サクサクとした食感が楽しむことができます。
わらびの炒め物
にんにくと一緒に炒めて食べるのもオススメです。
材料:
- アク抜きしたわらび:150g
- ごま油:適量
- にんにく:みじん切り
- 塩:小さじ1
- コショウ:小さじ1
- 醤油:大さじ1
調理方法:
- フライパンにごま油を熱し、にんにくを炒めます。
- 香りが立ったら、わらびを加えて炒めます。
- 塩、コショウ、醤油で味を調え、全体がしんなりするまで炒めます。
にんにくとわらびの風味が食欲をそそるレシピです。
「わらびのアク抜き方法」に関するQ&A3選
ここでは「わらびのアク抜き方法」に関して、よくある質問3つに解答します。
アク抜きに関して、実際の調理に役立つ情報をまとめましたので、参考にどうぞ!!
わらびのアク抜きは簡単にできますか?
わらびのアク抜きは、誰でも簡単にできます!
昔はアク抜きに灰を使っており、初めての人には分かりにくい作業でしたが、今ではかなり手軽になりました。
定番の調味料として重曹もありますが、米ぬかや小麦粉を使ってもアク抜きが可能です。
家庭で手に入りやすい塩なら、より簡単にアク抜きができます。
わらびをアク抜きしないとどうなる?
わらびをアク抜きしないと、苦味やえぐみが残り、料理全体の味が落ちてしまいます。
わらびに含まれるアクは化学物質で、料理で食べる際にはなるべく取り除く必要があります。
わらびを美味しく食べるために、アク抜きは必要な下処理です。
(こちらで詳しく解説:わらびのアク抜きをしないとどうなる?影響やアク抜き方法を解説!!)
塩以外でわらびをアク抜きする方法は?
塩以外でアク抜きする方法として以下の調理方法があります。
- 灰
- 重曹
- 米ぬか
- 小麦粉
それぞれの調味料でアク抜き時間やアク抜き後のわらびの風味も変わります。
まとめ:わらびは塩でアク抜きして、美味しく食べよう!!
この記事では、塩だけでできる本格的なわらびのアク抜き方法を解説しました。
まとめ:
- 結論:塩だけでアク抜き可能
- 塩以外:
- 灰
- 重曹
- 米ぬか
- 小麦粉
- おすすめレシピ:
- わらびの天ぷら
- わらびの炒め物
- わらびのおひたし
- わらびの天ぷら
わらびは栄養価が高く春の味覚として人気が高いですが、苦味が強いためアク抜きをしないと食べるのが難しいです。
塩を使ったアク抜きは手軽で効果的な方法であり、わらびの風味を十分に引き立たせます。
またアク抜き後のわらびを料理に使うことで、春の味覚を十分に味わうことができます。
アク抜きに必要な知識を身につけ、わらびを存分に味わいましょう!
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